東大生のツラツラ

東大の授業の様子や自分が普段考えたことをツラツラと綴っていきます。読者登録やコメント等とても喜びます笑

おばあちゃん。

こんばんは!

 

今日で日曜日も終わりということで悲しい気持ちに暮れています。

 

しかし今週末はポケモンの新作が発売されるし、水曜日は仲の良い友達二人が泊まりにくるのでなかなか楽しみなことが多い週でもあるんですよねー!

 

もしポケモン買う方がいらっしゃれば教えてください笑

 

さて、今日は僕のおばあちゃんに関する思い出話を綴ろうかなーと思います。

 

父型のおばあちゃんについてなのですが、僕が幼い頃からよく面倒をみてもらってました。

 

おばあちゃんの家は山のすぐ近くにあったりして、虫が好きだった僕はそこでカマキリを捕まえては家に持って帰っていました笑

 

それでおばあちゃんが鶏肉をカマキリに与え始めて、むしゃむしゃ食べてる光景を僕は忘れることはないでしょう。

 

どんだけ贅沢なカマキリやねん!と僕の母親は笑っていました。

 

小学生の頃はよくいろんな場所に連れて行ってもらいましたが、特に僕は当時100円入れて1枚のカードが出てくるゲームにはまっていたのでそれに連れて行ってもらう時が一番嬉しかったのをよく覚えています。

 

おばあちゃんが長いスカートを階段を降りる際に引きずっていたのでそこを持ち上げてあげたら、〇〇ちゃんは優しいねえ、と褒められたのを今でも思い出します笑

 

僕が中学生になって香港に引っ越したのを機にそのように頻繁に遊びに連れて行ってもらうことは少なくなりましたが、それでも夏休みに日本に帰ってきたりした時は、ウェルカムパーティーか!いうくらい歓迎されました笑

 

香港にいる間も国際電話はお金がかかるのに頻繁に電話をかけてきて、絶対聞いてくるのが「学校でいじめられてない?」でした笑

 

僕の妹もそれを聞かれるたびに笑っていて、何回聞くねんとつっこまずにはいられないんですよね。

 

そんな僕も高校受験のために中学3年生の頃は猛勉強。

 

長電話の際にもその話題が増えるようになり、僕が志望校をおばあちゃんに伝えたんですね。

 

そしたらなんとおばあちゃん、高校にわざわざ足を運んで孫をよろしくお願いします。って頭を下げたらしいんです!

 

これには僕の母親もびっくりして、ありがたいけど高校側も困るだろうしあんまりよくないというのは僕でも理解できました。

 

おばあちゃんがどうしてそこまでするのかというと、僕のおばあちゃんは一般的に賢いと言われる高校や大学に僕が入るのを強く望んでたみたいで、何か協力できることはないかと居てもたってもいられない気持ちだったんだと思います。

 

そんな僕が第2志望の高校に受かって、僕のおばあちゃんはとっても喜んでくれました。

 

「〇〇君、ほんとにおめでとう。」

 

と電話で何回言われたことか笑

 

そんな僕も高校に入って、中学3年生の時よりもいっぱい勉強するようになりました。

 

高校2年生のある日のこと。

 

僕は志望校を京都大学にしようと思っていたのですが、担任から東大はどうだと言われたばっかりで悩んでいました。

 

授業中に教室に先生が入ってきて、〇〇くんちょっとおいで。

 

と言われて、職員室まで先生と話しながら歩いて行きました。

 

最初僕は学校で携帯をいじったことがバレたのかと思い、めちゃくちゃビクビクしていたのですがどうやら先生の雰囲気的に違うようです。

 

「〇〇君のおばあちゃんが病院に緊急搬送されたらしくて、とりあえず荷物を準備して早退していいから病院に行くように、詳しいことは電話で聞いて。」

 

と、職員室で急に電話を母親にかけさせられ詳しいこともわからないまま、一旦家に帰宅しました。

 

同じく早退してきた妹と一緒に病院に向かう車の中で、母親曰くどうやら今朝におじいちゃんが倒れているおばあちゃんを見つけてとりあえず僕の父の姉に電話をかけたそうで。

 

そのおばさんははよ救急車呼べ!!!!と言おうとしたらしいのですが、おじいちゃんも正気を保ててなかったらしくおばさんが救急車を呼んだそうです。

 

余談ですが、体になんともなかったおじいちゃんが救急車に運ばれそうになったらしく、おばさんがその人はいいです。といったそうです笑

 

おばあちゃんの病気はよく聞くクモ膜下出血でした。

 

倒れたのが僕が高校2年生の時でしたが、それからおばあちゃんと話すことは2度とありませんでした。

 

そして、3年前の今日おばあちゃんは息を引き取りました。

 

なので今日は僕のおばあちゃんの命日です。

 

東大に合格した時、母親と抱き合って喜んだし、海外で仕事してる父親が泣いて電話してきましたが、おばあちゃんだけはベットで静かに寝ていました。

 

あの学歴大好きなおばあちゃんが孫が東大に合格した、なんて聞いたらどんだけびっくりしたでしょうか、本当に想像できません。

 

本当に合格したことをおばあちゃんに報告したかったなあ、と今でも心の底から思います。

 

高校2年生の当時はまだ志望校が決まりきっていませんでしたが、おばあちゃんに京大行きたいねん、くらいは言っとけばよかったと後悔しています。

 

前みたいに大学に電話されたら困るしなあ、と思っていたのが当時の本音です。

 

ただ僕はその時、おばあちゃんが大学受験まで元気でいてくれるのが当たり前だと思っていました。

 

自分の思いを伝えたり、相手に喜んでもらえるのは今だけかもしれない、と振り返って思います。

 

葬式ではおばあちゃんに改めて僕東大合格したし、もっと立派になるよと伝えました。

 

言葉で伝えられなかった分、態度で天国の方まで示そうと思います。

 

今も天国で見守ってくれてると思いますが、これからも見守っててほしいなあ。

 

僕が祖母と書かずにおばあちゃんと書いたのは、僕があの人のことをおばあちゃんと呼んでたからっていう、ただそれだけです笑

 

今日は写真もなしで長くなってしまいましたが、僕が思い出してなんだかウルウルしてしまいました笑

 

ここまで読んで下さってありがとうございました😊

 

また明日!