東大生のツラツラ

東大の授業の様子や自分が普段考えたことをツラツラと綴っていきます。読者登録やコメント等とても喜びます笑

東京一極化集中は生き物で例えることができる

見出し画像

日本の東京一極集中は生き物の話で例えることができる

 

生き物といっても今回はイモとメダカで例えようと思う。

題名に日本の東京一極集中と書いた。

今は地方から若者が消えたり、限界集落、シャッター通りなど田舎の人不足が深刻な問題となっている。

大学生の70%は東京で勉強しているとのデータもある。

今回は、生物を大学で勉強している僕がその仕組みについて考えるところを述べつつ、どうやって地方を盛り上げていくべきなのかを書いていこうと思う。

東京一極化はなぜ起きるのか

僕はこれからも東京一極集中は避けられないと予想している。

もちろんこの予想は僕だけでなく、むしろ世間一般の意見であることは間違いない。

そこで、僕なりに面白く考える方法を考えたときに、大学で勉強している生物を例に考えることを思いついた。

ここではサツマイモとメダカを紹介する。

 

サツマイモについて

芋掘りをしてことがある人は想像つくと思う。

サツマイモは一つの株に何個も実がなる。

実というのが僕たちが食べるあの紫のやつだが、これがまた美味しい...

この実のなり方が土の栄養状況によって変わってくる、という事実を知っているだろうか?

土の栄養が十分にあれば、一株についてるサツマイモの全部が程よい大きさに育つ。

しかし、栄養状況がよくない場合はどうなるか。

一つ実が巨大化し、それ以外の実が全て小さくなるのだ。

他の実がお前に託した!!と栄養を全部分けるのか、元から強かった実が栄養をかっさらっていくのかはわからない。

 

メダカについて

なんとなくイモで察しがついた方も多いと思う。

メダカについても念の為。

さて、メダカを10匹同じ水槽に入れてみよう。

その状況で少ない餌を与えてみる。

するとどうだろう、1匹のメダカが生き残り、9匹は死んでしまうのだ。

 

さて、このようにイモとメダカの例をとったわけだが、これがどう東京一極化集中に繋がっていくのか。

日本はこれから高齢化社会になるにつれて、日本の人口が減っていくことが確定している。

予想じゃない、確定だ。

もちろん外国からの移民を増やしたりすることがあれば別だが、今のままだと人口が減る。

もっと詳しくいうと、人口に対する労働者の割合も減る一方だ。

これはどういうことか。

サツマイモでいうところの、土の栄養が少なくなるわけである。

そうなると"どこか"に集中するしかない。

もちろんその"どこか"とは東京である。

それが自然の摂理なのだ。

となると東京にはこれから人、モノ、お金の全てが集まることになり、地方にはそれがどんどん不足していくことが予想される。

では地方はどうするべきなのか?

地方は今、国に地方交付税などの補助金をもらうことに躍起になっている。

「僕らこそが受け取るべきだ、こっちの方がしんどいぞ。」

しかし、国自体もこれからどんどん少なくなる。

その理由は前述の通り、土の栄養が減り、メダカの餌が少なくなるからだ。

てことは、今のうちは地方のしんどいアピールで国からお金をもらえるかもしれないが、これからそのアピールの意味がなくなってくる。

そうなるともう残された手段は一つしかない。

そう、地方が自分でお金を作り出すしかないのだ。

その手段がわかんねえんだよ!!ってキレられそう(笑)

まあでもここは僕のnoteなので何を書いても怒られない。

とりあえず、僕が大切だと思うことを一つあげようと思う。

地方の強みを一つ挙げろと言われたら、僕は自然と答える。

では自然をどう活かすのか。

世界に対する日本ブランドはもう確立されているので、もう一歩踏み込んで”地方ブランド”を作り出す何かを探すべきだ。

佐渡島を例にとろう。

新潟県の北に位置する大きな島だが、実はのどぐろはここで生まれたと言われている。

ここののどぐろ、海外からわざわざ来て食す人がいるくらいの人気らしい。

シンガポールから来た富豪が、こののどぐろいくら?と店主に聞いた。店主は冗談のつもりで10万円です。という。するとその富豪はあっさり10万を置いていった。

こんな話があるくらいだ。

僕が言いたいのは、まさしくこういうことだ。

日本の地方でしか獲れないような食品や、できない自然体験、または人気アニメの聖地などなど色々な日本ブランドを地方ブランドに昇華する方法はいくらでもある。

まずはここから始めるべきではないのか?

僕が言えた話でもないかもしれない。

しかし、日本の地方ブランドが世界にどれくらいの人気があるのか、そしてどれを推していけば海外で人気が出るのかを調査している地方団体が多いのかどうかという疑問がある。

国の補助金をどうやってもらうかを考えていても、世界規模のマーケティング能力は養われない。

なのでその点において、ふるさと納税はいい制度であったと言える。

なぜなら、地方が自分たちを選んでもらうために地方の強みを見直すきっかけとなったからだ。

そして地方の強みというのは相対的なものであるので、マーケティング能力も鍛えられる。

てことで、今後は地方の公務員が安定的に同じ仕事をしていくのではなく、戦略的なアピールが必須となってくるだろう。

最初は東京一極集中はなぜ起きるのかを生き物の話で例えようとしただけなのに、最後は地方はどう生き残るべきなのかについての考察になってしまった。

まとめます。

地方は海外から人を呼び寄せる何かを作れ。

 

noteの方も是非フォローお願いします^^

https://note.com/turatura_toudai