東大生のツラツラ

東大の授業の様子や自分が普段考えたことをツラツラと綴っていきます。読者登録やコメント等とても喜びます笑

Twitterというツール。

この前、65歳男性が運転していた車が公園に突っ込みその場にいた園児をかばおうとした保育士が骨折したという事故がありました。

 

ちょうどこのタイミングならマスコミが食いつきそうな事故だけあってTwitterでは真っ先に検索欄に出てきていましたね。

 

そのニュース関連のツイートを見ていると園児を庇うなんて素晴らしい人という賞賛のコメントが多く見られました。

 

これには僕も賛成です。自分の体を犠牲にしてまで助けようとは、本当に園児たちを愛していて守りたいと思った証拠でしょう。

 

しかし、そのような意見の他に『老人から免許を取り上げろ』などといった交通事故を起こした本人が"老人"であることを責めるようなものも見られました。

 

日本では1日に約10人の方が交通事故で亡くなっています。

 

その運転手が老人であったニュースをマスコミは重点的に取り上げ、それを見た人がまた老人を叩く。

 

叩いてる人はマスコミが偏向報道をしているという疑いを一切持っていないのでしょうか。

 

ここでマスコミが実際にそのような報道をしているかどうかを僕は問いたいのではありません。

 

ただ、自分で事実を確かめようという姿勢を持っている人が少なくとも僕のよく使うTwitterというツールには少ないように思います。

 

少なくともTwitter上には老人から免許を取り上げろなどの高齢者の運転を禁止させようとする意見が相次いでいます。

 

ただ、運転する人口における高齢者の割合と事故を起こしている年齢別の人数がただ単に比例していたのでは高齢者ばかりを責めることができない。

 

高齢者という"社会に貢献しづらい人"が若者という"これからの人"を傷つけることの惨さを主張しようとするのは、些か主観的ではないかと僕は思うわけです。

 

なので、高齢者の方がやはり事故率は高いことをソースに(それが事実であるかどうかはここでは触れません)主張することが大切ではないでしょうか?

 

高齢者が住んでいる地域の過疎化が進み、余計車が必要になっているという事実もあります。

 

もし、高齢者から免許を剥奪したならば自力で何かを買いに行くのが億劫になる人もいるという問題が潜んでいます。

 

何かを犠牲にしなければならない問題を議論するには140字でしか語れないTwitterを使うのはかなり難がありそうです笑