本ランキング2019!!
こんばんは!
本日は12月4日ということでかなり年末が近づいてきました、というかもう年末って言っていいのかな?笑
今週のお題があったので少しそれについて話そうかなと思います。
満足感まで買いました、今年買ってよかったもの〜!!
んー。
何だろう。
何かの買い物って日常生活や学業(仕事)で使うものを除けば趣味ぐらいしかないと思うんですけども、それってボクの場合はゲームか読書なんですよね。
別にゲームはポケモンとか買ってよかったなと思いますけど、書きごたえがないので本のランキングでも書こうかな!
てことで、ドコドコドコドコドコでん!!!(これはドラムロールの音ね)
2019年、買ってよかった本ランキング〜!!!
さて、では早速参りましょうかね、5位からの紹介です!!!
(ちなみに小説メインです。)
5位:蜜蜂と遠雷 (著:恩田陸)
さて、まずこの本を2019年か2018年どっちに読んだかすら覚えてないのですが、別にそこは気にするところじゃないでしょう!(ランキングの破綻)
今からべた褒めしますが、僕は本自体の表現もかなり大切にする人なのでこの本を紹介しようと感じました。
小説ならではのトリッキーなストーリーなどを期待する人には向かないかも?
5位にランクインしたこの本ですが、注目すべきはこの本の中に出てくる描写の一つ一つです。
ストーリーを簡単に説明すると世界的に有名なピアノコンクールで様々な才能たちがぶつかるという青春群像小説です。
最近映画化されてましたが、僕は絶対に見に行かないと決めていました。
理由は映画で見ることによる音の具現化が怖かったからです。
恩田陸さんによる音の表現が想像を何倍にも膨らますので、頭の中で奏でられている音を実際の音が超えてくることはないだろうと思っていました。
それくらい、恩田陸さんの表現力が素晴らしいということです。
言葉が音に勝てる証明をした本、と大袈裟にでも書きたくなるくらい笑
まあ映画を見に行って比べた上でこれを書いてるわけではないのでこれぐらいにとどめておきます。
しかも、このピアノコンクールに参加する登場人物がそれぞれこのコンクールを通して自ら抱える苦悩と闘う様は群像劇でしか書けなかったと思います。
ストーリー自体は特筆することがないのですが、表現に特化した本ということで5位にさせていただきます!
4位:スロウハイツの神様(上下) (著:辻村深月)
この本は読み終わった時全ての伏線が回収されて気持ちよく終われたし、かつ感動して終わるっていうメンタルが豆腐な人にはもってこいの作品となっております。
ちなみに僕はあと3冊の紹介が控えているのにうまいことコンパクトな字数に収めることができるのか不安でメンタルが豆腐になっております。
この本の登場人物は漫画家だったり画家だったり脚本家といったアート?に関わっている6人が同じアパートで暮らしている様子を描いたものです。
何かを思い出してここに記そうとすると僕の文章力ではネタバレにつながってしまいそうなので詳しくは書きませんが、とりあえずエンターテイメントを生み出す人々の葛藤やそれを刺激し合うライバルの存在が鍵になってきます。
それぞれの登場人物のダメダメなところ、ちょっと頑固なところ、寛容でみんなを包み込むところ、ちょっとカッコつけちゃうところなどが一つのアパートという絶妙な距離感のもとでぶつかり合う様子が僕はかなり好きでした。
色々な事件が起きますが、その全てが新鮮なので上と下巻があっても飽きない理由ですね。
ほんと、この本は何か書こうと思ったら今から読みたいと思う人にとってあまりよろしくない情報を書きそうなのでここら辺で次に行きます。
最後に一言、読んで損はしない。
3位:とんび (著:重松清)
ドラマになったこともあるらしく、蜜蜂と遠雷とは違って逆にこれは見てみたいなと思える作品でした。
この本については前もブログで書いたので、詳しくはこちらをご覧ください!
今、誰かの親である人、そして誰かの子供である人、そんな人が読めば家族に対する考え方が少し変わるんじゃないか、そう思える作品です。
あんまり本書とは関係ないのですが、親と過ごせる時間ってあと人生でどれくらいなんだろう。
そう考えると、帰省する1日1日を大切に過ごそう、そして早いうちに一回は親孝行しないとなって思います。
電車の中で読んでいて本当に泣きそうになりました、今一人暮らししている人や、親自体を深く考えたことない人にぜひオススメしたい一冊です。
2位:マチネの終わりに (著:平野啓一郎)
これもね、前の記事で書いたんですよ笑
だって面白かったら記事にするじゃん!!!
まあでもこれは言葉の考察がメインだったような気がするので、とりあえずストーリー解説をさらっと。
「人生でたった一度しか会った人が誰よりも愛した人だった。」
表紙はそんな文句で飾られていました。
3度しか会わない過程をそりゃもちろん文中でも書いているわけですが、3回ので一人の人を深く愛する過程を違和感なく書くこと自体がすごくないですか?
3位を紹介するまで色々なテーマを書きました。
例えば『蜜蜂と遠雷』なら「表現力」、『スロウハイツの神様』なら「圧倒的伏線回収力」そして『とんび』なら「親子のあり方」などなど。
でも『マチネの終わりに』は違うんです。
前記事でも書きましたが多重層のテーマがほんとに物語の味に深みを持たせています。
グローバル化、紛争、才能によるプレッシャー、大人の恋愛。
特にグローバル化は現代に入って顕著になってきた傾向なので、これが物語の中にふんだんに含まれていることは昔ながらの小説では決して味わえない内容ですよね。
著者の表現力は蜜蜂と遠雷に匹敵するものがあると思いますが、ストーリー自体も深く唸る箇所が多々あり、途中で本を投げ出したくなる場面もありました(別にホラーとかいう訳ではない笑)
ただ、それでも続きが気になりすぎて朝の5時くらいまで読んでましたね。
読み終わった後は世界観から抜け出すのが勿体無く感じるほどでした。
恋愛小説が好きでない方もこの作品は楽しめると思いますのでぜひ手にとってみてください。
1位:かがみの弧城 (著:辻村深月)
ガチで面白すぎて1日で読んだ本。
今まで紹介してきた本とは違ってファンタジーの要素が強い作品となっています。
かといって楽しませることだけがこの作品の主題ではないと思っています。
僕もこの作品が読んでて楽しい、ってだけだったら僕も1位には置いてなかったと思います。
読んだのが多分2018年なので(これに至っては2019年でないと確信している)細かい内容まで覚えていないのですが、部屋にある鏡がお城に通じているというお話です。
主人公の女の子は不登校なのですが、鏡を渡ってお城に行くと他に4人の友達が待っていてそこで仲良くなります。
まあこの4人が後々どのように繋がってくるのかはここでは書きませんが、不登校のあり方や鏡の世界を通じて成長する姿が描かれています。
マジで成長していく様子が見てて勇気付けられるし、先ほども書きましたが辻村深月さんの作品は伏線回収がすごいんですよ。
ほんとにストーリーの面白さ、主題、伏線回収の大胆さ、ちょっぴり感動もあったり。
1800円するんですけど、1800円でこんなに満足できる読書は改めて価値がすごいなとわからされました笑
もし、今回紹介した5冊の中でどれか迷ったらとりあえずこの本から入ることをオススメします。
てな訳で、いかがでしたか?
読みたくなる本は見つかりましたか?
見つからないあなた!もう一度上にスクロールして隅から隅まで読み直してきてください😊😊😊😊
ここまで読んでくださってありがとうございました!
また次回!