都市における緑を考える!part2
こんばんは!
完全に風邪をひいてしまいました、トホホ😢
前回の記事で都市の緑地についてのお話をしました。
この記事では大きな緑地について話しましたが、では小さい緑地はどのように都市において重要なのかを簡単に話そうかなと思います。
大きな緑以外の場所
もちろん都市の中には緑の保全を目的としていない場所もあります、むしろそっちの方が大部分です。
そのような保全を目的としていない場所をマトリクスと言いますが、生物多様性はマトリクスも利用していることが知られています。
例えば、ビルとビルの間の薄暗い土地にもコケが生えていたりシダ植物が生えていたりするのを見たことある人はいませんか?
それだったり、都会のカラスは自分で取ってきた餌をいろんな場所に隠す習性がありビルの換気扇の裏などに隠しているのを鉄腕ダッシュで見たことがあります。
それも一例ですよね。
カラスといえば嫌な思い出があって、僕が高校生くらいの頃に目が悪くなってきて初めてコンタクトをつけて学校に行った日があったんですよ。
それまでは授業の時だけメガネをつけるみたいなスタイルでした。
授業の時だけメガネつけるギャップって割とよくない?と自分で思っていたのでこれは気に入っていたのですが、ついに外出るときにメガネをつけないと命が危ないと感じるようになったんです笑
ほいで家を出て、うおーやっぱメガネつけずに外の世界がくっきり見えるってすごいなあ、コンタクトも捨てたもんじゃないなあと思ってたら。
目の前をカラスが飛んで行ったんですよ。
そのカラスを見たら口からカエルがたらーんって!!!
『この世の中見えない方が幸せなこともあるだなあ、ツラヲ。』
カラスにはお口チャックを教えてあげないといけませんね。
まあカラスはどうでもいいんですが(失礼)、そのようなマトリクスは都市に住む生物にとって重要なんです。
大きな緑と小さな緑の違いは?
緑が密集している状態とバラバラな状態とではまた住める生物が変わってくるんです。
左は前回の記事で書いた大きな緑地を想定しています。
そして今回の記事で書きたいのは右側です。
右側は「土地の共有戦略」というもので都市と自然が土地を共有するという戦略で、名前がかっこいいので戦略云々関係なしで勝ちが決定してそうです笑
土地の今日戦略の朝は早い...、プロジェクトエーックス。
右のように緑がまとまった緑がなく散らばっていると、人からの影響をもろに受けますよね。
だって木が生えてるすぐそばを車がどおるような環境なんですもん。
そうなると、そこに住もうとする生物にとってはストレスの原因となりますが、適度なストレスがあることによって好んでそこに住む生物もいます。
そのような環境を「撹乱がある」と生態学では言ったりします。
しかし、セミや蝶といった人間からのストレスをあまり受けない生物はそのような緑地でも生きることができるんです。
なので完全に森のような緑地を都市に作らなくても、生物多様性はある程度保全できるんですね。
しかも上の画像の利点に書いてある通り、人と自然のふれあいの機会が増えることも嬉しいですよね😃
大きな緑地でしか生きれらない生物
しかし!
じゃあ大きな緑地いらなくねとはなりません!
その大きな緑地をもろに必要とするのが昆虫です!
小さな公園などでアリとかはよく目にすると思いますが、オサムシやシデムシといった地表性昆虫は森林のような土地に生息します。
しかも、森林もその子たちを必要としているんです。
シデムシは森の掃除屋とも呼ばれており、動物の死体などを土に還す役割を持っています。
それによって土に栄養がもたらされ木が成長するという、森林におけるサイクルの担い手なんです。
そのような立派な昆虫たちが都市で暮らしたくても暮らせないのは大きな緑地がないからです。
小さな緑地も蝶などにとってはたいへん重要ですが、大きな緑地はもっと必要としてる生物がいるんだよってことを皆さんも知っておいてください!
そして森林などに入る機会がありましたら、ぜひ都会ではみられないような生物を観察してほしいなと思います。
結論:大きくても小さくても緑地は大事!
来年の夏は卒論で忙しそうだけど、カブトムシとかも取りに行きたいなあ笑
ここまで読んでくださってありがとうございました!
また明日!