36度!暑い?ぬるい?
こんばんは!
今日はめちゃくちゃ課題に追われている、かつ大学が一番最後の時間まであったという地獄だったのでこれを書き終わったら急いでやらないと笑
そして今日のテーマは授業中の教授の雑談で出てきたことについて話そうかなと思います。
ちなみにこれは全く違う授業の今日のスライドです、板書するのが面倒だったので写真撮っちゃいました🤳
日本にはお風呂に浸かるという文化がありますが、だいたい温度は40〜42くらいじゃないですか?
お風呂に入る理由は「温まりたいから」ということがメインなので体温よりもかなり高い温度でお風呂を沸かしますよね。
例えば家に帰ってきてあなたお風呂沸いてるわよ〜。って奥さんが言ってくれるとするじゃないですか。
そしていざ入って36度だったら、いーやぬっるい!!って叫びますよね。
でもよく考えてください、なんでぬるいんだろう?
もし今日の外の気温が36度だったら、ぬるいなーなんて言わないですよね?
なんなら灼熱まで感じると思います。
温度は同じなはずです、では何が違うのでしょうか???
なぜ、36度のお風呂はぬるい?
まず体の温度を測るときは脇や口の中などで測りますが、これは人の体の中でも温度が高い方です。
手先などは30度無い場合もあります。
そして体の中心部分、一番熱い箇所でだいたい37度くらいと言われています。
体温というのは場所によってムラがありますが、そのような中心部分は常に一定の温度に保たれていないと人間の体は不調になります。
余談ですが、体の体温を一定に保つ動物を恒温動物、両生類などの周りの温度に合わせて変化する動物を変温動物と言います。
よく中学校とかで習う内容です、忘れてた人は復習しておくよう!
なので人間は恒温動物ということになりますね。
例えば36度のお風呂にずっと浸かっていると体の表面から徐々に36度に近づいて行って、最終的に中心の温度が36度になります。
これでは体の調子は保たれない、かつ熱が体から奪われていくのでぬるいと感じる原因です。
ちなみに逆の状態もあって、もちろん体の中心が温まりすぎると”のぼせる”という状態になります。
まあ体温より低いからぬるいって感じるという、いたって単純な話です。
ではなぜ36度の気温だと暑く感じるのでしょう?
皆さんちょっとこの質問について考えてみてください。
時間を設けます、30秒、よーいどん!
君絶対最速でスクロールしたやろ。
正解は、「熱伝導率」というものが関係しています。
熱伝導率っていうのは同じ温度でも物質によって伝える熱の速さが違ウノですが、その速さのことを指します。
例えばフライパンなどで料理しているとき、金属の部分は触れたら火傷しちゃいますが、取っ手の木の部分などは触っても平気ですよね。
空気の場合その熱伝導率が水の25分の1と言われています。
水は熱伝導率がいいので36度という人間より低い温度であればどんどん熱を体から奪っていきます。
一方で空気は熱を奪いにくいので逆に体から熱が放出されにくくなり、体表面に熱がたまって36度の気温だと暑いと感じるようになるんです。
じゃあなぜ空気と水でそんなに熱伝導率が違うのでしょうか?
まず、熱というのは分子がどれくらい運動してるかによって決まります。
例えば、パーティー会場に分子が集まっているとしましょう。
その分子がめちゃくちゃ激しくダンスをしていたらフォー!と熱を帯びている状態です。
一方、分子が白けきって微動だにしていなければこれはめちゃくちゃ冷え切っています。
そして水と空気では水の方が分子の密度が大きいです。
要するに水と空気では同じパーティー会場の広さでも分子ちゃんの数が圧倒的に水の方が多く、盛り上がるときも白けきるときも分子の数が多いので、これが熱の伝導率の差になっています。
サウナも90度くらいですが、これは空気が90度だから耐えられるのであって、90度のお湯の中に入れられたらゆでダコになっちゃいます🐙
これも空気の熱伝導率が悪いがゆえに起こる現象ですね。
同じ温度でも熱伝導率が違えば、こんなにも僕たちの熱の感じ方が違うんだなあと実感するいい例では無いでしょうか?
皆さん、くれぐれもお風呂を沸かすときは40度くらいに設定してあげてくださいね。
ここまで読んでくださってありがとうございました😊
また明日!